Something Blue (A Wedding Portrait)

Something Blue (A Wedding Portrait)

2014-04-14

Lord Kikuchiyo from "Seven Samurai" "七人の侍"の菊千代 さま





It's autumn in Brisbane.
This season is very short in Queensland in Australia.
Some people start to call this season winter already.

I watched a movie the other day and the title is "Seven Samurai".
It was so hard to find out the right scene which is suitable for drawing.
However, I found a good one at last.
It is of a very famous Japanese actor Toshiro Mifune.
He played one of the seven samurai whose name was Kikuchiyo.
In this film, the personality of  Kikuchiyo is very impressive.
I like the scene in which one of the samurai teased Kikuchiyo, calling him "Lord Kikuchiyo".
If you have not watched this movie, it's definitely worth watching before you die!

I used ballpoint pen and black watercolour with wash on paper.



ブリスベンはもう秋。
と言っても、豪州の秋はとても短いのです。
もうすでに、冬が来たと言っている人もいるくらいです。
改めて、日本のバランスの取れた四季を懐かしく感じます。
でも、近年はそのバランスも 少しづつ変化してきている様ですね。

先日、久しぶりに黒澤明監督作品”七人の侍”を鑑賞しました。
さすがにこの映画は、ここブリスベンのレンタルビデオ店でも見つけられます。
日本が世界に誇る作品ですが、別の日本映画を代表する小津安二郎監督の”東京物語”を「静」とするなら、この映画は、エネルギーが画面全体にほとばしる まさに「動」と表現するのにふさわしい映画です。
古い映画ということもあり、アクションシーンをスチールのいい状態で探そうとすると、画像がぶれてなかなか絵の参考になりません。
それでも、いわゆる嵐の前の静けさのようなシーンは、少ないながらも各所に散りばめられており、上のシーンもその中の一つで、劇中の侍の一人”菊千代”に扮する若き三船敏郎さんの表情がはっきりと確認できます。
菊千代(三船敏郎)に対して 侍としては半人前だと 仲間の侍がからかうシーンがありますが、その時に”菊千代さま”と呼んでいたのが可笑しくて、今回の絵のタイトルにしました。

絵のための参考になるシーンを探すのには 随分苦労しました。
それに、他の侍たちも描きたかったのですが、これは又の機会にいたします。

今回 使用した画材と手法は、0.7mmの油性ボールペンと水彩の黒によるウォッシュ。


2014年 4月 13日 (日)